美術コレクションのトータルケア・プラン
美術品のより良い保存は、資産としての美術品を守るために必要不可欠なものです。
美術品は材質の経年変化によって劣化症状を呈してきます。さらに、作品を取り巻く環境がその劣化の進行に大きく影響をおよぼします。光や温湿度、大気汚染、保管の状況、および取り扱い方によって、美術品の生命が左右されると言えましょう。言うまでもなく、劣化の進行は、美術品の価値の下降につながります。
貴重な資産である美術品にもっとも大切なことは、コレクションの状態を常に正しく把握しておくことです。したがって、美術品を取り巻く環境を常時チェックすることが必要となります。
また、近年、優れたコレクションの公開が、展覧会等を通して活発になってきています。
(株)絵画保存研究所は、30余年にわたり美術品の保存・修復を行なってまいりました。そのなかで、的確な美術品の保存環境や作品管理の整備の必要性を痛感しております。
ここに、
保存、管理、活用
を柱とした総合的な見地から、大切な美術コレクションを維持するためのプランを、豊富な経験をもとにご案内申し上げます。
主たる項目
- 所蔵作品の状態調査
- 調査結果に基づいた診断報告とアドバイス
- 展示スペース、収納場所の環境チェック(温湿度、光・照明、大気汚染)とアドバイス
- 作品の修復
- コレクションのデータベース作成
- 作品の売却と購入に関するアドバイス
- その他、コレクションのケアについて必要と思われる事項のアドバイス
- コレクションへの包括的コンサルティング
- 作品の保存、収納、問い扱いに関するセミナー開催